リフォーム産業新聞に「カーボンオフセット塗装実践会」設立が掲載されました

「カーボンオフセット塗装実践会」設立

「カーボンオフセット塗装実践会」設立

塗装業者有志がCO2削減を推進
「カーボンオフセット塗装実践会」設立

塗装業者の有志が、塗装業におけるCO2削減の取り組みを推進する目的で「一般社団法人カーボンオフセット塗装実践会」(兵庫県芦屋市、代表理事・古波蔵正義コバック社長)を設立した。
塗装業者でのカーボンオフセット活動の普及啓発を進めていく。
建物の壁面や窓、車両の屋根などに、遮熱塗料を施工することでCO2の削減効果を図る「エコ塗装」や、施工によるCO2排出量を算定するなど、カーボンオフセット活動を塗装業界全体で推進。実際に遮熱塗料の利用でカーボンオフセットを実施した事業者には、同会からCO2排出量に応じたカーボンオフセット証書を発行する。
塗料は同会が製造から廃棄までのCO2を算定されたものを高山商店(兵庫県神戸市)から調達する。
スキーム自体は、カーボンフリーコンサルティング(神奈川県横浜市)によるCO2排出量の算定と国内クレジットの使用(償却)手続きを行い成立させた。
同会は塗装業のコバック(芦屋市)が中心となって設立し、兵庫県、大阪府などの塗装業者7団体が参加。
きっかけはコバックがこれまで単体で実施してきたカーボンオフセットのキャンペーン活動の反応が良好だったことで、「地球環境を見据え、業界としてエネルギー削減のための技術研鑽と普及が必要だと感じた」(古波蔵代表理事)からという。塗装業界でこのようなカーボンオフセットの普及を目的とした法人の設立は業界で初。
既に神戸駅地下街・デュオ神戸で一般市民に向けた体験イベントを開催するなど、今後は普及活動を強化し全国に広げていく予定だ。
定期的なペースで小学校での「エコ塗装」や、冷蔵トラックを配送する運輸業界との技術交流なども実施していく考えで、目標として年間500件のカーボンオフセット塗装の実施を掲げている。